NASA発表 木星の衛星 『エウロパ』についての 驚くべき発表とは?
NASA(米航空宇宙局)は、木星の衛星「エウロパ」について「驚くべき発表」を米国時間の9月26日に行うと発表していました。
NASAは以前に、「エウロパの氷で覆われた地殻の下に、液体の水から成る海がある強力な証拠がある」と発表していました。今回はハッブル宇宙望遠鏡が捉えた画像に基づき「海の存在と関係があるかもしれない驚くべき活動の証拠」を発表するということでした。
エウロパとは。
エウロパは木星の第2衛星で、その表面はすくなくとも3kmは氷で覆われてるとされています。木星の潮汐力を受け、星の内部が熱くなることで、地殻下で氷が解け、液体の水が存在する可能性がある――と以前から指摘されていたました。液体の水は、地球外生命が存在する条件の1つとされます。
エウロパはあの有名なガリレオ ガリレイが発見しており、名前の由来はギリシア神話のゼウスが恋におちたテュロスの王女エウローペーからだそうです。
比較的明るい星なので双眼鏡でも確認できるそうです。
NASAの発表とは?!
ちなみにNASAのTwitterでは「エイリアンではない」とつぶやきがあったようです。
結局、発表の結果 エウロパの表面から数本の水柱の確認がされたとのことでした。これの意味することは生命の確認の可能性が強まったという事。
生命の存在の条件
1.気象条件
ひとつは生命が可能なほどの気象条件を得られる距離にあるということ。親星に近すぎると温度が高くなりすぎ、水分は蒸発して生命は生まれない。逆に親星から遠く離れすぎていると、温度が低くなりすぎて、今度は温度が低くなりすぎこれ又生命は生まれません。
最適な条件としては親星との間で一定の距離を置いた軌道圏にあるということだそう。天文学者はこの軌道圏を、Water World と呼びます。
2.惑星の大きさ
これまでに発見された惑星の多くは地球に比べてかなり大きいものでした。こうした惑星は、木星と同じ、多くはガス状であると考えられています、ら地球と同じように、大きさはコンパクトで、表面を岩で覆われた星でないと海は形成されず生命が生まれる確率は低くなるようです。
エウロパに生命の可能性は?
エウロパの大きさは 地球をサッカーボールに例えると大体ゴルフボールと野球ボールの間くらいの大きさでしょうか。かなりコンパクトです。
地球では南極のボストーク湖に近い環境であるとされており、深海に存在する生物に近いと、推測されているようです。