アラサー女子の子育てしながら人間磨き、週末家庭菜園

母として 妻として 女として、人として ずっとずっと美しく生きていたいのです。だから、日々少しの努力をして 感謝して …。

私の好きなキリスト教式葬儀

我が家は親戚がとても極端に宗派が別れていて、熱心なカトリック半分 お坊さん多数の 真言宗半分といった感じです。今日は、私が良く行く教会でお世話になった方の葬儀がありました。

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皆の賛美歌と祈りの中で見送る葬儀

カトリックの葬儀がいいなと思うのは、皆で見送ってるという感じが多い点です。カトリックでの葬儀ではミサ形式で葬儀が行われ、神父様の司式の中 送る側は祈りや賛美歌で亡くなられた方にお別れをします。

神父様の言葉以外はほぼ歌っているといっても過言ではありません。しかもこの歌が心に染み入るのです。

 

♫幸せな人 神の恵みを受け

                                その喜びに生きるひと♫

 

私が好きな賛美歌で、私達夫婦の結婚式でもこの歌を選曲しました。結婚式でも、葬儀でも同じ歌を使うなんて不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、キリスト教では死は神様の元に帰るといった意味になり 喜びでもあるからなのです。

皆で作り上げる葬儀

私がカトリック教会の葬儀でもう一点いいなと思う事が、葬儀が完全に業者にお任せではないという点です。大体の教会が地区によって分かれていたり、冠婚葬祭の係りの方がいて みなさんが当たり前の様に お手伝いして下さって 本当にみんなで送り出しているという葬儀になるのです。交通の誘導、タクシーの手配、参列者の方への軽食な準備、式の準備、受付など。

我が家は祖母が亡くなった時 これらを母と私でやらなければならず本当に疲れ、祖母とのお別れをゆっくりとできなかったように思います。

その点、様々な部分で助けていただける事は本当に助かる事なのです。

 

住職までも感銘を受けたカトリック

親戚の住職が、私のカトリック式の結婚式に出席し ひどく感銘を受け 葬儀などの際に聖歌集のように 座席に念仏を唱える為の本を置き 皆で一緒に唱えやすいようにしたそうです。

又、神父様の話に感銘を受け、自身の説教にも力のあるものにすべく 日々勉強をしているとのことでした。宗派を超えて繋がれた事はとても凄い事だと思います。

 

かと言って、別にカトリックをおすすめしている訳ではないのでご安心下さい。

無宗教だろうが カトリック信者だろうが 仏教徒だろうが みな同じように死が訪れるはずです。

小さな日々の積み重ねを大切に、小さな事にも感謝して過ごしていこうと 思った今日の葬儀でした。

帰りはなぜか義父が 鰻を食べに行こうと言い出して ご馳走になったルンルンな帰りでした。