子供の絵と色彩心理
我が家の長男は絵を描くのが好きで、普段からいろいろと絵を描いてくれます。最近は画家になりたいだなんて言い出した位でうちの家系には結構アーティスト系の人がいるので、血筋なのかなぁと思って 喜んでいます。
そんな息子も色塗りはあまり得意ではなく、いつも塗らなかったり雑だったりでした。ところが、最近なんだか随分カラフルに色をつけるようになりました。
そこで何となく気になり、カラーセラピーのお勉強をしている友人に確認をしてみたのです。軽い気持ちで聞いたのですが、結構いろいろ解りびっくりしました。
友人曰く、
「子供の絵はとても純粋で、その子の内に秘めた気持ちや体調が現れやすい」
なのだそうです。
それぞれ色の色彩心理
あか
エネルギーの高さを示し、物事に対する好奇心や意欲があるときは赤色が選ばれます。心身ともに健全です。ただし、塗り方が荒っぽかったり、黒と同時に使われたりすると愛情の不満や自己主張を表します。
ピンク
幸せな時に表れる色です。人に対しても優しい気持ちになっています。好きな子がいる時にもよく選ぶ色です。
きいろ
幼児期によく使われる色です。『ママやパパが大好き』『僕、私を見て！』『もっと沢山甘えたい、愛されたい』という自己アピールや欲求を示している場合もあります。楽しくウキウキする時にも選びます。
みどりいろ
穏やかな性格のお子さんが選ぶ場合が多いです。または、のんびりとマイペースでいたい時に使われます。普段は活発なお子さんが、多く緑色を塗る時は、体が疲れている時や、休みたい時、リラックスしたい時と言えるそうです。
あおいろ
空色のような明るい青色は、さわやかな気分の時。鮮やかな青色なら思考力が働いている時。紺色のような深い青色は、何かにプレッシャーを抱き一人で頑張っている時かもしれません。
青を好むお子さんは、物静かで集中力があります。「お兄ちゃん、お姉ちゃんらしくしなくちゃ」という自立心を表す色でもあります。気持ちがめいっている時、眠い時にも表れます。
みずいろ
素直で従順なお子さんが選びやすい色です。優しい気持ちと共に、淋しさや物足りなさを感じている時にも出ます。
むらさきいろ
紫色は暖色の赤と寒色の青を混ぜてできる色という事から『激しい感情を出したい反面それを我慢している』など心の葛藤がある場合があります。又、体調不良から回復へ向かおうとするときにも紫色がもちいられ
精神的なショックがあった時や病気の時に無意識に紫を選んで癒そうとすることがあります。
しろいろ
正義感の強い子、完全癖、神経質な子が選ぶことが多い色です。又、失敗を恐れて自信を無くしている時、気分を変えたい時にも使われる色です。
息子の描いた絵を診断してみたら
実際に息子の絵を見てみると、笑ってしまう位気持ちが出ている事がわかりました。
母に使った4色
私に使われている色が4色。紫と黄色と青とピンク。ただし紫に関しては私が好きな色と良く知っていて使用したようなので、今回は考えない事にしました。黄色は完全に『僕を見て！』『もっと甘えさせて！』という気持ちの表れでしょう。青は兄としての自覚でしょう。ピンクに関しては、実際に好きな子もいますのでそれかもしれませんし、日々の生活が幸せなのかもしれません。使われていると少し安心する色です。
真っ青な弟と夫
次に弟と夫の絵が 全て青で塗られていた事も興味深かったです。実はこの絵弟を塗り終わった時点で 長男が塗る事が面倒になってしまい、一時中断しました。しかし、私がパパも塗ってあげたら？と話した頃には「眠いから無理」とイヤイヤ塗ったのです。 ですから、同じ青でもこの絵の青は 弟に関しては兄としての自立心の気持ちからと、夫に関しては眠い時 の気持ちからと２つの違った感情からの青なのです。
自分自身の2色
自分自身に使った黄緑と青に関しては、緑と青から考えると 「お兄ちゃん」から解放されて少しのんびり過ごしたい気持ちの表れでしょうか。もしそうなら、親が休む場を与えてあげなければなと思いました。
カラーセラピーの奥深さ
今回、カラーセラピーについて簡単に教えてもらいましたが 他にも相反するカラーを使っている絵や 絵の中に現れる欲しい物への気持ち、家族や社会に向ける気持ちなどがわかるそうなので 改めて話を聞きたいと思っています。
皆さんもお子さんの気持ちがわからないなとちょっと不安になった時、こういった所からヒントを得てみてはいかがでしょうか？
